星占い&幸せのヒント「ジーニーの助けてエンジェル」

アメリカからの旅行者と話をしていて、「今までで一番楽しかった日々は、イスラエルで機内預けの荷物が行方不明になってしまい、なにも持たずに過ごした数日間だった」という話を聞いて、深く共感いたしました。


携帯も、読む本も、ましてやよそ行きの服もなかったけれど、地元の人たちと心おきなく楽しいひとときを過ごすことができたようです。


僕も、思いがけないことが起きて、ほとんど持ちものがないままに数ヶ月暮らさないといけなかったことがこれまでに何度かありました。実際に困ることはほとんどなかったように思います。旅先で役立つと思って鞄につめたガイドブックや、飛行機の中で読もうと思った文庫本などが、本当に必要だったことの方が少なかったほどです。


2001年にスーツ・ケースで海外から東京に戻ってきて、ホテルで住み込みの仕事を見つけて、新しい暮らしが始まったときは最高の気分でした。


ホテルの一室に住まわせてもらったので、生活用品に困ることはないし、なにしろ自分の持ちものがなにもないというのが気分的に爽快だったのです。ぜひとも必要だったものは、最低限の洋服とパソコンくらい。その他になにか必要なものがあれば、ホテル勤務の特権で、となりの倉庫から炊飯器やらお皿やら、なんでも好きなものを借りてくることができました。


その頃には、将来の計画などほとんど考えることはなかったものの、どんな状況に陥っても必ずなにかしら奇跡のようなことが起きて、力強く生きていくことができる確信を深めることができました。


今でも、少しの洋服とパソコンだけを持って、ふらっと旅に出ることのできる自由を失わないように、普段の生活はできる限りシンプルにするようにつとめています。それこそが、過去十数年僕が心の底から求めていたライフ・毎日だったことに気付いたからです。


これは僕にとってしっくりくるスタイルというだけであって、誰にでも当てはまるものではありません。たとえば、お子さんがいらっしゃったり、ペットがいたり、毎日のように世話を必要とする植物がたくさん家にあったりしたら、また違った幸せの形があることでしょう。


でも、形のあるもので、最後に空に持って行くことのできるものは、なにもありません。持って行くことができるのは、楽しい想い出や愛、学びなど、胸の中にしまうことができるものだけ。


それを実体験として理解してからは、買いものをする前になんども考えるようになりました。


「これは本当に、ずっと大事に出来るようなものだろうか? 僕がそれを残していったとしても、他の誰かの役に立つようなものろうか?」


そんな風に考えると、ストレス解消のためにショッピングをすることなどが、無意味なことに思えてくるのです。 

フランス人には「システムD」という考え方があります。世の中なければないでなんとかなるものが本当に多いのです。


そして、自分が本当に気に入って大事に使うことができるものを、時間をかけつつ探すのは、とても楽しい作業でもあります。


現在僕はなかなかお気に入りのティー・カップなどが見つからないもので、耐熱性のグラスでお茶やコーヒーを楽しんでおります。自分ではこれを「お洒落」と思うことはないのですが、そんな言われ方をすることがあると、世の中は確実に変わりつつあるんだなあをしみじみ感じます。 


すべての方に、絶え間なく愛と光が届きますように。


ジーニー





▼ジーニーの「エンジェリック占星術」

~出会いから未来まで、ふたりの恋の軌跡~

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・ふたりを出会わせた物の正体
・この先、ふたりに起こる思いがけない出来事
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