星占い&幸せのヒント「ジーニーの助けてエンジェル」

過去数年間、桜の頃に書こう書こうと思いながら、なかなか書けなかったことがあります。ようやく気持ちが穏やかになってきたので、今年こそ書くことにいたしますね。


母が亡くなったときに、それまで気持ちがバラバラだった父と兄と僕が珍しく自然に合意に達したことがありました。


それは、「母のお墓はいらない」ということだったのです。


父はすでに定年退職をして年金ぐらしで、母が何年もの間闘病生活を送っていたこと、兄も精神障害を抱えて十年近く働くことのできない状態だったことなどの事情があり、実家には新しいお墓を立てるような余裕はとてもありませんでした。


また、父の方の実家の側には祖父母の眠っているお墓があるのですが、人里離れたとても不便なところにあり、母がそこに入る気がないことは、僕は十代の頃から薄々感じ取っていたのです。言うまでもなく、母の遺骨をそこに納めるのにはかなりのお金が必要になることもわかっていました。


母が亡くなってしばらくして、父と兄と僕の三人で「どこかで散骨をすることにしよう」と考えはじめました。母の葬儀でお世話になった僧侶さんに聞いてみると、一般庶民の家墓というものはせいぜい4代ほど前に始まったものなので、家墓にこだわる必要はないでしょうとのこと。


さらに自分で色々と調べると、細かく砕いたものであれば散骨には法的になにも問題がないこと、遺骨を散骨用に砕いて粉状にしてくださる業者さんがあることなどもわかってきました。


そして自然な流れで残された三人の予定が会う日に、家族での思い出がたくさんある川の橋の上から散骨をすることになったのです。この日は雨が静かに降り続いて、桜が満開だというのに辺りには人影がまったくありませんでした。


業者さんから戻ってきた遺骨は、みなで散骨をしやすいように小さな紙の包みに分けられていました。その包みをひとつひとつ開けながら、三人で橋の上から散骨し、花びらの散る川面に流れていく様子を眺めるのはなんとも不思議な気分でしたが、自分の手で母を自然に返すことができたのは、とても貴重な体験でした。


自分を産んでくれた母が、灰のようになって、自然に帰って行く。そこに「命」というものの本当の姿があるように感じたのです。


「お母さん、ありがとう」
「お母さん、ありがとう」

三人の口から、同じ言葉が繰り返しこぼれました。その他に、ぴったりくる言葉は見つかりませんでした。


「お母さん、ありがとう」


……


母の他にも、僕には桜の時期に旅立っていった人が何人かいます。花の咲く頃になると色々な思いが蘇ってきて、妙な胸騒ぎを感じることもありましたが、今年になってようやくそれが完全に消えて、過去を振り返っても先のことに思いを馳せても、穏やかな気持ちを保つことができるようになりました。


この春も桜の蕾が膨らむのを心待ちにしながら、花が咲くのを見上げながら、自然にいろんな人のことを思い出しましたが、感謝以外の気持ちはなにも残っていません。


すべての方に、絶え間なく愛と光が届きますように。


ジーニー


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あの人があなただけに
【抱く想い・見せる態度・伝えたい言葉】




・あの人があなたに抱いている想い
・注目して。仲が深まったときにあの人が見せる態度
・あの人があなただけに伝えたい言葉
・あの人にとっての「特別な存在」であるために


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